クロレラよりも凄いんです。
Content
ユーグレナの栄養素はクロレラ以上です。
サプリメントの原料として人気のクロレラ
葉緑素を持ち光合成を行う微生物として、「ユーグレナ」(みどりむし)以上に有名なのが「クロレラ」です。
栄養素がたっぷりなので、サプリメントの素材として昔から人気があります。この2つの微生物の違いについてレポートします。
クロレラはユーグレナと同じ「藻」の仲間です。
まず、クロレラとは何かということですが、クロレラは細胞内に葉緑素(クロロフィル)を持ち、光合成をして栄養を得ている「藻」の一種です。
ユーグレナも「藻」の仲間ですから、その意味では同じですね。でも大きさがぜんぜん違います。
「クロレラとユーグレナで何が違うの?」
大きさは数千倍。栄養素の数もバランスもユーグレナが上。
クロレラは直径2~10μmしかない丸い形をした植物プランクトンです。それに対して、ユーグレナは長さ30μm~100μm、幅10μmもあります。
長さで言うと数倍から数十倍、体積で言うと約3000倍もの違いがあります。栄養素の数もぜんぜん違います。
ユーグレナは“みどりむし”だから動物性の栄養素も持っている。
何よりクロレラは完全に植物の仲間(植物プランクトン)なので、ユーグレナ(みどりむし)のように動き回ることはありません。
クロレラは動物からしか摂れない不飽和脂肪酸(DHAやEPA)のような栄養素を持っていません。そのため動物性と植物性の栄養素をバランス良く持っているユーグレナには、バランスでも数量でもかなわないのです。
クロレラとユーグレナの栄養素比較
- DHA/EPA … ユーグレナにあってクロレラにない栄養素。頭に良いと言われる。
- ビタミンB2 … ユーグレナが約1.3倍
- ビタミンE … ユーグレナが約4倍。
- 亜鉛 … ユーグレナが約80倍。
- アミノ酸 … ユーグレナのアミノ酸スコアは83。クロレラが54.スピルリナ51。
クロレラは植物なので消化吸収率も悪いんです。
ユーグレナは動物なのでグングン消化・吸収されます。
クロレラとユーグレナの決定的な違いは、栄養素のバランスだけではありません。
クロレラは植物プランクトンなので、植物だけがもっている固い「壁」で細胞がおおわれています。
野菜を消化するときに栄養素を吸収しにくいのは、この「細胞壁」が邪魔をするからです。その消化吸収率は平均で40~50%と言われています。
消化吸収率は93.1%!豊富な栄養素がほぼ全て吸収できます。
しかしユーグレナは「みどりむし」と言われるだけあって、この「細胞壁」を持っていません。あくまで「膜」で細胞を包んでいるだけです。そのため人間がスムーズに細胞の中の栄養素を吸収できるのです。
こうして見ていくと、ユーグレナが天然のサプリメントとしていかにスゴイかがわかります。
もちろんクロレラの栄養素も素材としては素晴らしいんですけど、「天然のサプリメントであるユーグレナにはさすがのクロレラもかなわない」ってことです。これからも天然サプリのユーグレナに要注目です。